前回のつづき
「本人の意思を尊重してあげたいとは思うものの・・・
部活に入部することになると
どうしてもお友達や先輩に迷惑をかけることになると思うので
私としても躊躇するところです。」
それは美術部の顧問の先生とお会いする前に
私が担任の先生に言った言葉。
先生は
「それは向こうの子にとっても勉強になることですし
すてぃっちさんにとっても、お互いにそうですから
それはまったくお母さんが気にすることではないと思います。」
・・・・・
たしかに、人と関わるって大事なことで
発展途上の子ども達にとって勉強になることだけど(いや、大人でもそうか)
せっかく青春を謳歌してる子たちに
この子と関わったために楽しくなかった、大変だった・・・
って思わせたくない
申し訳ない って思うのって私、暗いかしら。。。
そんな会話があった翌日
いつものようにF先生のご自宅にお勉強をしに行くと
毎回、お勉強のあとに先生のお孫ちゃんの
小学2年生のMちゃんと仲良く遊ぶのだけど
先生曰く
「実は今日
すてぃっちちゃんがぬり絵が好きだからっていってMが
ぬり絵用の絵を描いて、すてぃっちちゃんにあげたんだけど
その絵がすてぃっちちゃんの気に入らなくて
『いらない』っ言ったのね。 (あちゃ~なんてこと!)
そしたらMが
『せっかくすてぃっちちゃんのために描いてあげたのに』
って怒って。 (そりゃそうですよ)
そしたらね~、すてぃっちゃんが
『じゃあ、塗る』って言ったの。
今度はMがその『じゃあ』っていうのが気に入らない
って言ってね。」
「まぁ~~~、それは失礼でしたよね・・ごめんなさい、Mちゃんに悪かったです。」
「ううん、いいのいいの。子供同士のやりとりだからね、ぜんぜんいいのよ。
Mも一人っ子でわがままでキツイ言葉言うし、対等だと思ってるからね。
そうやってお互いに勉強していくんだからいいのよ。
でもね、プイッってなったMを見て、『じゃあ塗る』って折り合おうとした
すてぃっちちゃんも偉いと思ったの。」
そっか・・・
迷惑をかけることに、いつも遠慮して
私が先回りしてそういう事態を回避しようとしてたけど
障害があることを
そんなに卑下することもないな と
今さらながら思ったりして。
お互いに感じたり
傷つけたり、学んだり
金子みすゞさんの詩みたいに
それでいいのよね。
そんなこと
ずっと前からわかってると思ってたのに
ときどき初心に戻らないと
忘れちゃってるんだな。。。。
そして
もう1つ初心を忘れてたことがあった。
つづく
▲ by tiisai-ningyo | 2011-04-23 08:39 | 私のきもち