口腔マッサージについて
地域のダウン症児とその親のサークル活動が月に一度あります。
一番新人で、先輩たちから色々な情報を教えてもらってたのは ついこの間のコトなのに
いまや 一年生のすてぃっちたちが 一番お姉さんになってしまいました。
子供達はそれぞれ小学校や幼稚園や保育園に行ってしまって
お母さんしか集まれないことが多いサークルですが
のんびりと活動しています。
10月から 歯科衛生士の方に口腔マッサージについて指導していただいています。
★歯ブラシを使った口腔マッサージ
◎ダウン症児の癖のひとつに 舌が出やすいというのがある
それは舌で物の感覚をとらえようとするものなので
舌よりも先に唇に感覚をつけてあげると舌が出にくくなる
↓
歯ブラシの毛の方で 下唇をトントントンとリズミカルにたたく。
その時、舌が出ても舌を避けるようにしてたたく。
◎飲み込む動作が苦手
舌先を同じようにトントン刺激してあげる。
舌が出やすい子の場合は上記の唇の刺激を先に行い
舌が出にくくなってから行わないと逆効果。
◎口元がゆるい
頬の筋緊張が弱いとなるので頬の筋肉を内側から刺激する
↓
歯ブラシの毛の裏側の方が頬の内側にあたるように
口角からすべらせるように口に入れて ほっぺたを内側から
伸ばしながら上下にマッサージする。(口は閉じててよい)
◎頬の緊張が強くて硬い子も同様。
◎麺類をすする動作は 唇の周りの筋肉を使うので
刺激してあげることで 力をつける
↓
上唇を親指と人差し指でつまんではさむ。下唇も同様に 唇を3分の1にたたむ感じ。
遊びながらつまんでみたり、歯を磨く時にちょっとやってあげるといいみたいです。
何歳からでも始められる もちろん痛がらない程度の力で。
美容にもいいかも・・・口角は上がるそうです。
また 筋力が衰えてしまうと食事もやわらかい物しか
うけつけなくなるので 高齢者の方にも効果あり。
頬が硬い人は あまり伸びなくてはじめは痛いらしいのですが
伸ばしてあげると柔らかくなり 肩こりにもいいので
子供から大人まで 試してみる価値あり
あまり負担にならないで できそうな気がします。
by tiisai-ningyo | 2005-12-21 09:45 | こじかくんとすてぃっち