村上君
村上君は他校の生徒で
区内の中学校の交流会では
たまたま娘と同じ班なり
班長をしている子らしい。
月に一度の余暇活動でも会うらしく
時々、村上君の話は聞いていたけれど。
今日の余暇活動は、集合場所のケアプラザから
みんなで一緒に駅に向かい電車に乗って活動場所まで行き、
帰りは
現地解散
駅まで帰ってきて解散
ケアプラザまで帰ってきて解散
いろいろある流れ解散だった。
うちは、駅か、ケアプラ、どちらでも良く、
「駅で迷わずバス停まで行かれそうだったら駅でいいし、
自信がなかったらケアプラまでみんなと一緒に行きなね。」
「うん。たぶん、ケアプラがいいと思う。」
と、言っていたので
てっきりケアプラ経由で帰ってくると思っていたら。。。
予定の時間を過ぎてもなかなか帰ってこないので
少し心配になっていたところ
「ただいま~」
「遅かったね、どこからバスに乗ったの?」
「駅から乗ったよ。」
「駅でバス停に上がる階段、わかったの?大丈夫だった?」
「一緒に駅で解散の子がいて。一緒に来た。」
「ふぅ~ん、そうなの?誰?」
「村上君。」
「え?村上君?村上君はどこ行きのバスに乗るの?」
「○○バスセンターって言ってたよ。」
あら~、うちの子の乗るバス停とは反対側のバスセンターだ。
「村上君が○○駅行きのバス停教えてくれたの?」
「うん、バス停まで案内してくれた、ここだよ、って。」
そこまで教えてもらわなくても、あなたわかってるでしょうに・・・。
「そうなんだ~、村上君てしっかりしてるんだね、でもってジェントルマンだね。」
「うん、あのね~、好きな人ができちゃった。」
・・・・・まあ、聞かなくてもわかるけど、一応聞いておこっかなっ
「え~!好きな人ができたの~?だれ~?」
「村上君。」
「そうだよね~、ママもさ、そういう親切な人が好きだよ^^」
で、いろいろ話していたら
どうも駅に着いた時間と、家に帰った時間との計算が合わないので
「なんかさぁ、時間が変じゃない?駅には何分に着いたって?
本当は時計見てなくて時間はわからないんじゃない?」
「ううん。村上君が時計してたからわかるよ。」
「?」
「あのね~、ちょっと寄り道してた。」
「?」
「駅のベンチで休憩して、お話しちゃった。」
「っあ、そうなんだ~。ならいいんだけどさぁ。
村上君と?何のお話してたの?」
「ないしょ~♪」
「村上君、どこの学校行くの?とか聞いた?」
「うん、それはまだ聞いてない。」
ふふっ これから聞くんかいっ
なんか楽しそうである。
by tiisai-ningyo | 2013-09-21 19:37 | すてぃっちのつぶやき