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続けるということ

こじかは野球も卒業しました。

中学では「テニス」をやりたいと
今のところは言っています。

周りの人は
当然野球を続けると思っていて
「やらないのよ」
というと
「えっ!なんで!」
と言います。

こじかのチームは強くて有名なチームなので

そこで野球をやってた、というだけで

なんだかステータス?

チームが強くとも

こじかみたいな
センスのない子もいるわけで・・・

3月に、チームのお別れ会がありました。

野球を続ける子、こじかのように他の道に進む子
いろいろです。

ずっとチームには思うところあって

勝ちにこだわって、いつも上手い子だけが試合に出て
こじかみたいな子は出してもらえない

モチベーションが低いから上手くなれないのか
試合に出られないからモチベーションが上がらないのか

とにかく本人の熱意が足りなくて(でも本当に足りなかったのかどうか
みんながみんな同じ情熱の表わし方ではないと思うから
親が見てもあまり熱心とはいえなかったけど
彼なりには頑張っていたつもりだったのかも・・・と、今は思う)

チームにとってはどうでもいいような存在だったけど

コーチからの挨拶の中で
あるコーチがこんなことを言ってました。

  楽しい思い出だけでなく、試合に出られなったり
  エラーしたり、悔しい思いをしたり、特に試合に出場機会の少なかった選手は
  最後まで本当によく頑張ったと思う。これから中学生になるにあたり
  それはとても大きな力を付けたと思う

温かい言葉だなぁ~

と思って聞いていました。
帰り際、そのコーチにはとてもよくお世話になっていたので
お礼を言いながら
「最後の試合(公式戦ではなく)で初めてヒットを打てて
 コーチに喜んでもらえたことを、とても嬉しそうに報告してくれたんですよ~。 
 喜んでくださって褒めていただいて、こじかも満足そうでした。ありがとうございました。」
と言ったら
「さっきの言葉はね、あれはこじかのことをね、言ったつもりだったんだよ。
 よく頑張ったと思うよ。試合に出られない中でも、感じたことはあったはずだから
 それはこれからの力になるはずだから。」

何度も
「やる気がないならやめなさい」
って言ったけど
言っても辞めずに
なんとなく続けてきたこじか

やっぱり続けたからこそ
見えたものがあるような・・・

気がした。

by tiisai-ningyo | 2009-03-31 08:33 | 私のきもち