とりとめのない話

「後ろの席の子に 背中を 鉛筆で 
 チクチクチクチクって 刺されて イヤでした。」


いつかテレビで 20代のダウン症の女性が
子供の頃の思い出を 悲しそうに話しているのを見たことがある。

すてぃっちが まだ赤ちゃんの頃だ。

もし うちの子がそんな悲しい気持ちになることがあったら
すっ飛んでいって 相手をぶっとばしてでも わからせてやろう、
ぐらいの勢いで 「私が 守る」 と思った。

今は 当時よりはもっと冷静に考えている。 と思う。

幸い これまで私の知る限り うちの子にそんな事件は起きていない。


入学して 何日も経たない時に
クラスの1人の女の子が
「○○ちゃんは 病気なんでしょ。」
と 私に聞いてきた。
「ん?どうして?」

私は すてぃっちが病気 と言うのには 抵抗があった。
身体は元気だし、病気には見えない。 病気では・・・ない。
幼い子供には 病気 という言葉で説明をくくるのが
早道かもしれないけど、
このとき、まだおそらくこの子は
すてぃっちと お友達になってはいなかった。

病気の すてぃっち という肩書きがついてから友達になって欲しくないな。
すてぃっちという子が どんな子か まず友達になって知ってもらいたい。
何が好きで 何が嫌いか そんな事を知ってから
例えば
「どうして これが できないの?」
と、単純な疑問を感じたなら
その子の年齢でも わかりやすい言葉で
それはね、この子の個性なの。 って教えてあげられる気がする。


「どうして?」
私が訊ね直した時 その子はモゴモゴしていた。
たぶん、その子が自分で感じたわけではないんだな と思った。
お母さんから聞いたのかな。
「・・・だから 背が小さいんでしょう?」

別の日 違う子からも 心配そうに
「いつから 背が大きくならない病気になっちゃったの?」
と 質問された。
確かに小さい方だけど あらら・・・どうしてそんな事になっちゃてるの?  (^^;
「背はね、少しづつだけど みんなと一緒に大きくなるよ。」
と、答えるのが精一杯で 私自身も 戸惑っちゃった。

もしも お母さんがおうちで
「あの子は病気なのよ」
と説明したとして その後に続くのは何なのかな
「だから優しくしてあげてね」
なのかな  
そうだとしても それは違う気がする。
子供は大人の縁取りにとらわれることなく 仲間になれる。
区別を作るのは大人かもな・・・って

4月から6月あたりまでは そんなことを 頑なに考えていた。
同じダウン症の子のママに話したら
「考えすぎ こだわり過ぎ。」
と一笑にふされ
うん、たしかにそうだったかも。と
反省して 考えなくなったけど。

もうすぐクラス替えだな~なんて思ったら 思い出してしまった。

あんなに強気で 私が守る って思ってたわりには
ちょっと 腰砕け。
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by tiisai-ningyo | 2006-02-15 21:44 | 私のきもち